2007-10-31

書・書道・臨書:臨書「蘭亭叙」(神龍半印本 王羲之)

 書家はみな学習しており、また、書道を勉強していて、知らないと必ず恥をかいてしまうほどの、名品中の名品「蘭亭叙」(らんていじょ。神龍半印本・王羲之)の一節を臨書してみた。
 とにかく原本に忠実に細かいところの形も見逃すまい、と神経を集中させ臨書。

2007-10-28

書・書道・臨書:臨書「曹全碑」(そうぜんぴ)

 私は漢字・近代詩文書(書道団体・書道展によっては、「詩文書」「調和体」と呼ぶことも)を専門としている書家である。
 しかし、古代文字や隷書などのような行書・草書以外の書体、および仮名などの書学を行わなければ、非常に“浅い専門”になってしまう、と考えている。
 今日は、「曹全碑」の臨書(書道)作品を公開してみた。
 なお、六文字目は「師」で、書道の世界特有の文字造形。

2007-10-24

書・書道・臨書:臨書「針切」(はりぎれ)

 近年、自身の書家としての書学の一環で、重点をおいて臨書を行っている「針切」(はりぎれ)の臨書作品を掲載してみた。
 特に、潤筆・渇筆を明確にし、(臨書・書道)作品として立体感のある格調高いそれを目指した。

2007-10-21

書・書道・臨書:臨書「書譜」(孫過庭)

 草書の名品、孫過庭(そんかてい)の「書譜」(しょふ)の一節「糟粕藻鑑者クム」を臨書。
 六文字目の“クム”など、非常にたくましい線が原本にはみられる。しかし、表現過多にならないよう、細心の注意を払いながら臨書作品制作を行ってみた。

2007-10-18

書・書道・臨書:臨書「書譜」(孫過庭)

 引き続き、当臨書ブログにてとりあげている、孫過庭(そんかてい)の草書の名品「書譜」(しょふ)の一節「菁華固義」を臨書。
 二文字目の「華」のように、草冠を大きく動かす方法は必ず書道作品制作を行ううえで役に立つ。

2007-10-14

書・書道・臨書:臨書「書譜」(孫過庭)

 最近の当臨書ブログで継続して公開している、孫過庭(そんかてい)「書譜」(しょふ)の一節「之夫得推移之」の臨書作品。
 文字の中の余白に気を配り、臨書を行ってみた。

2007-10-13

書・書道・臨書「書譜」(孫過庭)

 引き続き、孫過庭(そんかてい)の草書の名品「書譜」(しょふ)の一節「之奥サク著述」を臨書。
 特に三文字目「サク」の、線と線との交錯のさせ方に注意をした。

2007-10-06

書・書道・臨書:臨書「書譜」(孫過庭)

 孫過庭(そんかてい)の草書の名品「書譜」(しょふ)の一節「多方窮微測妙」を臨書。
 “測”や“妙”などの最終画によって取り込まれる“空気”を、原本から忠実に読み取って臨書してみた積もりである。

2007-10-01

書・書道・臨書:臨書「書譜」(孫過庭)

 先の当臨書ブログにて記述の通り、孫過庭(そんかてい)の草書の名品「書譜」(しょふ)の一節「士翫体勢之多」を臨書作品としてまとめてみた。
 「私は仮名を習いたい」という人がいる。小生はその人の書に関する云々を疑わずにはいられない。何故なら仮名というのは、実は漢字(特に草書)を多用した書のジャンルであり、漢字の草書の学習無しには成立させることのできないものなのである。
 「5年間、書を習っていた」というのであるが、いやはや・・・。